日刊木材新聞より山村理事長が取材を受けた記事が木材新聞に記載されました。

高知県木協建材協同組合(高知市、山村一正代表理事)は建設業登録を行い協組内に工事部を設置、今年3月から2×4製材取り扱いを開始した。杉2×4製材を主力に、SPF2×4製材も取り扱い、コンポーネント加工事業者を通じて、県内のビルダー、工務店向けに建材住設商品とともに販売していく。
高知県の2×4住宅新設着工戸数はごくわずかで、新設木造住宅の大半は軸組が担い、2×4住宅供給の多くは県外事業者が行っている。同協組では耐震性能に優れた2×4工法住宅を率先して取り組むとともに、県内で国産材2×4住宅の普及を目指す。「協組は建材・住設単体販売にとどまっているが、2×4部材プレカットから施工まで踏み込むことで、建材住設事業付加価値を高めていきたい」(山村代表理事)と語る。プレカット加工は当面、協力会社加工場にて手加工し、軌道に乗った段階で加工設備を導入、パネル化についても検討していく。
国産材2×4製材は、さつまファインウッド(鹿児島県霧島市)の杉2×4、6スタッドを取り扱い、協力会社と共に県内外のビルダー、工務店等への商材販売も行っていく。併行して商社を通じ、カナダ産SPF2×4製材(Jグレード)も取り扱っていく。2×4事業を切り口に、主力とする建材・住設商品のセット販売にも力を入れていく考えで、省エネ性能に優れた樹脂窓とのセット販売も提案していく。
同協組は1965年8月、県内の木材建材販売店各社で設立、現在、組合員28人、年商7億円。建材・住設商品の共同購買販売を軸に、建築、リフォーム内装工事なども行う。